ブランチの削除アクションを使用することで、リスト階層のブランチ全体、又は親アイテムの直下にある子を削除できます。
ワークスペース管理者は、以下のいずれかとともに番号付きリスト内の一つ以上のアイテムを削除するブランチの削除アクションを設定できます。
- 最下層までのすべての子孫アイテムとその関連データ
- 選択したアイテムの直下にある子とその関連データ
フラット リストからアイテムを削除するようにブランチの削除アクションを構成できます。ただし、このように構成した場合、そのリストでユーザーが選択したアイテムだけが削除されます。
注記: ブランチの削除を使用してトップ レベル アイテムを削除することはできません。選択的書き込みアクセス権があるアイテムを削除する場合のみ、ブランチの削除を使用できます。選択したアイテムへの書き込みアクセス権がない状態でアクションを実行しても、アイテムは削除されません。
ユーザーがアクションを実行できるようにするには、アクションが構成されている番号付きリストのアイテムを表示するリストとともに、アクションをダッシュボードに公開する必要があります。番号付きリストそのものの場合もあれば、番号付きリストの子リストである場合もあります。ユーザーは番号付きリストからリスト アイテムかアイテムを選択して、削除するブランチを指定できます。
選択したアイテムとその直下の子だけを削除するようにブランチの削除アクションを設定してる場合、アイテムの他のすべての子孫がリスト階層から取り除かれますが、削除はされません。親の下のツリー ビューにあるリストの下部に取り除かれたアイテムが表示されます。
例
ある財務マネージャーが「Cost Center」リストを使用して経費を分類しています。各コスト センターが番号付きリストのアイテムです。「Projects」リストにはさまざまなプロジェクトがあり、それぞれが「Cost Center」リストの親に割り当てられています。「Expenses」リストにはさまざまな経費タイプがあり、それぞれが「Projects」リストの親に割り当てられています。
組織の構造が変わると、財務マネージャーはいずれかのコスト センターとその下にあるすべてのプロジェクトを削除する必要があります。経費はそのまま残るため、別のプロジェクトの下で再分類する必要があります。
[Delete from] フィールドに「Cost Center」が入力されており、[Immediate children only] が [Level to delete] に設定されているブランチの削除アクションを作成できます。「Cost Center」リストとともにこれをダッシュボードに公開します。これで、財務マネージャーは「Cost Center」リストのアイテムを選択してからブランチの削除ボタンを選択できるようになります。選択したコスト センターとすべてのプロジェクトがアクションによって削除されますが、リスト階層から経費が取り除かれるだけです。
そのため、財務マネージャーはコスト センター内にあるすべてのアイテムを個別に検索して削除する必要はありません。これで、経費を別の関連プロジェクトに再度割り当てることができます。