モデル ビルダーはモデルに対してカレンダー タイプを一つしか設定できませんが、モデル内のモジュールとライン アイテムに対して異なるタイムスケールを設定することも可能です。
使用できるタイム スケールは、モデル用に選択したカレンダー タイプによって決まります。
カレンダー タイプ | 利用可能なタイム スケール |
Calendar Months/Quarters/Years | 不適用、日、月、四半期、半年、年 注記:四半期と半年のオプションは、[Model Calendar] で [Include:Quarter Totals] オプション又は [Half-Year Totals] オプションを選択した場合に使用できます。 |
[Weeks:13 4-week Periods] | 不適用、日、週、月、四半期*、年 注記:四半期は、[Model Calendar] で [Include:Quarter Totals] オプションを選択した場合に使用できます。 |
[Weeks:4-4-5, 4-5-4 or 5-4-4 | 不適用、日、週、月、四半期*、半年*、年 注記:四半期と半年のオプションは、[Model Calendar] で [Include:Quarter Totals] オプション又は [Half-Year Totals] オプションを選択した場合に使用できます。 |
[Weeks:General] | 不適用、日、週 |
モジュール内のライン アイテムのタイム スケールが統一されていない場合、補助ビューが作成されます。
タイム スケールと式の混在
タイム スケールが異なる二つのライン アイテムがあり、式の中でその一方がもう一方を参照している場合、日は月に集計され、月は四半期に集計され、四半期は年に集計されます。また、レベルをスキップすることもできます。たとえば、日を年に集計することもできます。
ライン アイテム X に月数のタイム スケールがあり、ライン アイテム Y に年数のタイム スケールがある場合、Y=X は年の合計を返します。ただし、Y には各月に対応する値が含まれていないため、X=Y では何も返されません。
WEEKVALUE、MONTHVALUE、QUARTERVALUE、YEARVALUE、又は SELECT の各関数を使用する式を、目的とする結果を返すように設定できます。ライン アイテム X が月数、ライン アイテム Y が年数を表す場合の例を以下に示します。
Y = X | X が月数で Y が年数である場合など、X のタイム スケールが Y よりも小さい場合、結果では X から関連する時間合計が取得されます。 |
X = Y | 集計方法が [Formula] に設定されていない限り、空白となります。その場合、年間合計には Y の値のみが表示されます。 |
X = YEARVALUE(Y) * Seasonality % | Seasonality のパーセンテージに従って Y を割り当てます。 |
X = Y[SELECT:Time.FY11] | 特定の年の Y の値を表示します。 |
注記:WEEKVALUE や MONTHVALUE などの時間に関連する演算関数を使用する場合、ソース ライン アイテムに設定された集計方法に応じて、返される値が変化します。