QUARTERVALUE 関数は別のライン アイテムを参照し、詳細な値の代わりに四半期の時間集計を返します。
たとえば、QUARTERVALUE 関数を使って、ある四半期のなかで平均を下回る月間売上を特定できます。
構文
QUARTERVALUE(Line item)
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Line item | 数字、ブール値、日付、時間軸、リスト、テキスト | 四半期の時間集計値を参照するライン アイテム |
QUARTERVALUE 関数は参照するライン アイテムと同じデータ型の結果を返します。
計算エンジンの機能の違い
Polaris では、QUARTERVALUE 関数より大きいタイム スケールで結果ライン アイテムに QUARTERVALUE 関数を使用することはできません。
Classic エンジンではこの場合に値 0 が返されます。
制約
- モデル設定バーの 時間 で [Quarter Totals] を選択しなかった場合、QUARTERVALUE 関数はライン アイテムのデフォルト値を返します。たとえば、数値ライン アイテムでは
0
になります。 - [Calendar Type] が [Weeks: General] に設定されているモデルでは QUARTERVALUE 関数を使用できません。
例
こちらの例では、「Income Statement」モジュールの行にライン アイテム、列に時間があります。「Cost of Goods」ライン アイテムのデータ型は数値で、「Month below average for quarter」ライン アイテムのデータ型はブール値です。
ブループリントでは、「Cost of Goods」の [Summary] 列の [Time Summary] が [Average] に設定されています。この式は、四半期の各月で平均を下回る値に対して TRUE の結果を返します。
Jan 21 | Feb 21 | Mar 21 | Q1 FY21 | |
Cost of Goods | 198,000 | 190,453 | 123,000 | 170,484 |
Month below average for quarter
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