補助ビューを作成するには、モジュール内のライン アイテムに異なるタイム スケールを適用します。補助ビューにはデータのサブセットが表示されます。
モデル設定バーの 時間 でモデル全体のタイム スケールを設定することも、モジュール内のライン アイテムに異なるタイム スケールを設定することもできます。たとえば、デフォルト ディメンションが年で計測される場合、タイム スケールが月のライン アイテムを作成できます。
個別のライン アイテムに異なるタイム スケールを適用するには、以下を実行します。
- モデル設定バーで モジュール を選択します。
- 編集するライン アイテムを含むモジュールを選択し、[Open] を選択します。
- ブループリント を選択します。
- 選択したライン アイテムのオプションを [Time Scale] 列で選択します。
ライン アイテムのタイム スケールを変更すると、補助ビューが自動作成されます。
式の例
二つのライン アイテムのタイムスケールが異なり、一方が式で他方を参照する場合には次のようになります。
- 日数は月数に合計されます。
- 月数は四半期数に合計されます。
- 四半期数は年数に合計されます。
必要に応じて、異なる時間レベルをスキップできます。たとえば、日数を年数に合計できます。
ライン アイテム X
に月数のタイム スケールがあり、ライン アイテム Y
に年数のタイム スケールがある場合、Y=X
は年の合計を返します。ただし、Y
には各月 (X
) に対応する値が含まれないため、X=Y
からは空白の値が返されます。
結果を返す以下の関数を使用して式を作成できます。
以下の表では、X
と Y
それぞれのライン アイテムで上記と同じタイム スケールになっています。
サンプル式 | 説明 |
Y=X | この式では、X は Y よりも詳細なタイムスケールであるため、X から該当する時間合計が返されます。 |
X=Y | この式では、[集計方法] が [式] に設定されていない場合は空白の結果が返され、年間合計の Y の値だけが表示されます。 |
X=YEARVALUE(Y) | この式では、各月の Y の値が返されます。 |
X=YEARVALUE(Y)/12 | この式では、各月に Y の値が等分に割り当てられます。 |
X=YEARVALUE(Y) * Seasonality % | この式では、季節性のパーセンテージに従って Y が割り当てられます。 |
X=Y[SELECT:Time.FY11] | この式では、特定の年の Y の値が返されます。 |