指定されたメンバーのメンバー プロパティを返します。

ウィザードを使用して式を挿入するには、[Insert Formula] → [Member Property] メニュー又はリボン アイテムを使用します。 

XL3PropertyLookup( Connection, Hierarchy, Member, Property, [TryConvertType] )

パラメーター説明
Connection使用する接続番号。
Hierarchy後続のメンバーが適用される階層の名前。たとえば、「"Measures"」又は「"[Customer].[Customer Geography]"」など。
Memberメンバー プロパティを返すべきメンバー。
Property取得するプロパティ。
TryConvertTypeオプション。ブール値 (TRUE 又は FALSE) で、ウェブ上でテキストを数値や日付に変換するかどうかを指定します。デフォルトは TRUE です。

XL3PropertyLookup は以下の組み込みのメンバー プロパティをサポートします。

プロパティ名説明
MEMBER_UNIQUE_NAMEメンバーの一意の名前。修飾によって一意の名前を生成するプロバイダーの場合、名前の各構成要素は区切られます。
MEMBER_CAPTIONメンバーに関連付けられたラベル又はキャプション。主に表示の目的で使用されます。キャプションが存在しない場合は、MEMBER_NAME が返されます。
LEVEL_UNIQUE_NAMEメンバーが属しているレベルの一意の名前。修飾によって一意の名前を生成するプロバイダーの場合、名前の各構成要素は区切られます。
LEVEL_NUMBER階層のルートからメンバーまでの距離。ルート レベルはゼロ (0) です。
CUBE_NAMEこのメンバーが属しているキューブの名前。
CATALOG_NAMEこのメンバーが属しているデータベースの名前。
CHILDREN_CARDINALITYメンバーが持つ子の数。これは推定値である場合があるため、正確な数として扱わないでください。プロバイダーは可能な範囲で正確な推定値を返します。
MEMBER_ORDINALメンバーの序数。これは、このディメンションのメンバーを自然順で並べ替えた場合の、メンバーの並べ替えランクです。プロバイダーに自然順の概念がない場合、MEMBER_NAME で並べ替えたランクになります。
DIMENSION_UNIQUE_NAMEこのメンバーが属しているディメンションの一意の名前。修飾によって一意の名前を生成するプロバイダーの場合、名前の各構成要素は区切られます。
HIERARCHY_UNIQUE_NAME階層の一意の名前。メンバーが複数の階層に属している場合は、メンバーが属する階層ごとに 1 行が作成されます。修飾によって一意の名前を生成するプロバイダーの場合、名前の各構成要素は区切られます。
MEMBER_NAMEメンバーの名前
PARENT_LEVEL階層のルート レベルからメンバーの親までの距離。ルート レベルはゼロ (0) です。
PARENT_UNIQUE_NAMEメンバーの親の一意の名前。ルート レベルのメンバーの場合は、NULL が返されます。
PARENT_COUNTこのメンバーが持つ親の数。
MEMBER_KEYメンバーのキー列の値。メンバーが複合キーを持つ場合は NULL を返します。
IS_PLACEHOLDERMEMBERメンバーがディメンション階層の空の場所に置かれたプレースホルダー メンバーであるかどうかを示すブール値。
IS_DATAMEMBERメンバーがデータ メンバーであるかどうかを示すブール値。メンバーがデータ メンバーの場合は TRUE を返します。
MEMBER_TYPE

メンバーのタイプ。以下の値のいずれかになります。

  • MDMEMBER_TYPE_REGULAR (0)
  • MDMEMBER_TYPE_ALL (1)
  • MDMEMBER_TYPE_FORMULA (2)
  • MDMEMBER_TYPE_MEASURE (3)
  • MDMEMBER_TYPE_UNKNOWN (4)

階層のルートから W6000/185 までの距離「3」を返します。

=XL3PropertyLookup( 1, "[Product]", "[Product].[W6000/185]", "LEVEL_NUMBER" )