他の式でセットの代わりに使用できる名前を返します。複数のメンバーを範囲内に指定して一つのセットを形成できます。

この式を XL3Member 及び XL3MemberSet とともに使用してレポートを作成できます。

XL3Set( Connection, Hierarchy, Name, Member1, [Member2],…,[MemberN] )

パラメーター説明
Connection使用する接続番号。
Hierarchyメンバーが適用される階層の名前。たとえば、「Measures」や 「[Customer].[Customer Geography]」など。
Name返すセットの名前。
Member1,…, MemberN使用するメンバー。

XL3Set でセットを作成した場合、それを XL3Member と併せて使用してキューブ値を取得できます。以下の例では、式レポートを制御する列 C のメンバーを設定できます。

A1 のセット式は XL3Set(1, "[Geography].[Geography]", "my countries", C1:C10) で、G6 のメンバー式は XL3Member(1,"[Geography].[Geography]",A1) です。

XL3MemberSet では、ランキング関数 XL3RankLookupXL3ValueRankLookup と併せて使用できるステートメントを作成します。このステートメントはランク付けされるメンバーを制御します。

XL3Set では、以下に示すようにメンバーのカスタム リストをランク付けできます。国のリストを更新すると、ランキングが自動的に更新されます。

XL3Set の式は前の例と同じです。

F1 の XL3MemberSet は XL3MemberSet(1, "[Geography].[Geography]", A1, "DescendantsAt", 2) で、選択した国の都市を取得します。最後に、ランク式はこの XL3MemberSet セルを参照します。たとえば、G6 では式が XL3RankLookup(1,$F6,6,10,"[Measures].[Reseller Sales Amount]","[Geography].[Geography]",$F$1) です。