NEXTVERSION 関数は次のバージョンを使用して指定された式を評価します。
たとえば、NEXTVERSION 関数を使用して、プランの異なるバージョンのデータ間で比較を実行できます。
構文
NEXTVERSION(Expression)
引数
引数 | データ型 | 説明 |
式 | 数値、ブール値、日付、時間軸、リスト、又はテキスト | 次のバージョンの値を返す式 |
NEXTVERSION 関数は Expression 引数と同じデータ型の結果を返します。
構文の例
NEXTVERSION(Operating costs)
この例では、式が「Operating costs」ライン アイテムの次のバージョンの値を返します。
追加情報
モデル設定バーの バージョン にはバージョンが上から下に表示されます。
たとえば、モデルのバージョンの順番が「Budget」、「Actual」、「Forecast」となっている場合、「Actual」の次のバージョンは「Forecast」です。次のバージョンがない場合、この関数は空白の値か 0 を返します。
制約
NEXTVERSION 関数を使用する結果セルではディメンションとして Versions を使用する必要があります。
例
こちらの例では、損益計算書モジュールの行にライン アイテム、列に時間、ページにバージョンがあります。モデルには「Budget」、「Actual」、「Forecast」という順番で三つのバージョンがあります。ページ セレクターは Actual バージョンに設定されています。
「Forecast Revenue Costs」 ライン アイテムの式では、NEXTVERSION 関数を使用して次のバージョンであるから「Forecast」バージョンから「Revenue Costs」の値を取得しています。
Jan 21 | Feb 21 | Mar 21 | |
Revenue Costs | 12,457 | 13,987 | 13,483 |
Salary Costs | 27,950 | 28,000 | 22,765 |
Forecast Revenue Costs
| 15,000 | 15,500 | 16,000 |