LOG 関数は指定された数を底とする数値の対数を返します。
この関数は POWER 関数の逆関数です。
たとえば、式「POWER(a, b)
」の結果が「c」の場合、式「LOG(c, a)
」の結果は「b」になります。
構文
LOG(Number, Base)
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Number | 数値 | 対数を返す数値 |
Base (省略可) | 数値 | 対数を返す時に適用する基数 省略した場合、LOG 関数はデフォルトである基数 10 を使用します。 |
計算エンジンの機能の違い
Polaris では、Base 引数で正の無限大を使用した場合、LOG 関数で NaN (非数) の値が返されます。
Classic エンジンでは、Base 引数で正の無限大を使用した場合、LOG 関数で 0 が返されます。
同等の操作が行える Excel の関数
例
一般的な例
こちらの例では、「Number」ライン アイテムには Number 引数、「Base」ライン アイテムには Base 引数で使用する数値がそれぞれ四つあります。他の二つのライン アイテムには、数値の対数を計算するための式があります。
「Logarithm base 10」ライン アイテムの式には Base 引数がないため、関数はデフォルトで基数 10 の対数を返します。
この例では値が 8 桁の有効桁数に丸められています。Anaplan に表示する有効桁数は、ブループリントの [Format] で変更できます。
Item 1 | Item 2 | Item 3 | Item 4 | |
数値 | 14.25 | 234.56 | 35.00 | 456.78 |
Base | 8 | 6 | 9 | 3 |
さまざまな基数がある対数
| 1.2776300 | 3.0460067 | 1.6181086 | 5.5744888 |
対数の底 10
| 1.1538149 | 2.3702540 | 1.5440680 | 2.6597071 |