DECUMULATE 関数では、任意のディメンションで現在のアイテムの値から前のアイテムの値を減算します。
たとえば、DECUMULATE を使用して、今月と先月の業績比較を作成できます。
構文
DECUMULATE(Value to subtract [, List])
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Value to subtract | 数値 | 関数で前の値を減算するデータ。 |
List (Polaris 専用) | リスト | 関数で操作するリスト。 「計算エンジンの機能の違い」を参照してください。 |
DECUMULATE 関数は数値を返します。
計算エンジンの機能の違い
- Polaris では、[Formula] での集計方法が設定されているライン アイテムに DECUMULATE 関数を使用することはできません。Classic エンジンでは使用できます。
- Polaris では、追加の引数を含めることで、どのディメンションに対してでも DECUMULATE 関数を使用できます。Classic エンジンでは使用できません。追加の引数が含まれていない場合、関数ではデフォルトでディメンションとして時間を使用します。
例
こちらの例では、DECUMULATE 関数を使用して各月の利益を計算しています。「Jan 21」には前の月が存在しないため、DECUMULATE では入力値が返されます。2 月以降、DECUMULATE 関数では現在の月の値から前の月の値を減算します。
Jan 21 | Feb 21 | Mar 21 | Apr 21 | May 21 | Jun 21 | Jul 21 | |
Profit | $59,730 | $59,124 | $59,993 | $59,494 | $58,817 | $59,833 | $58,945 |
DECUMULATE(Profit) | 59,730 | -606 | 869 | -499 | -677 | 1,016 | -888 |