SPREAD 関数は値を複数のエンティティに均等に分散します。
構文
SPREAD(Value to divide, Entity count [, List])
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Value to divide | 数値 | エンティティ カウントに分散する値 |
Entity count | 数値 | 値を分散するエンティティの数 |
List (Polaris 専用) | リスト | 関数で操作するリスト。 「計算エンジンの機能の違い」を参照してください。 |
SPREAD 関数は数値を返します。
計算エンジンの機能の違い
- Polaris では、[Formula] での集計方法が設定されているライン アイテムに SPREAD 関数を使用することはできません。Classic エンジンでは使用できます。
- Polaris では、追加の引数を含めることで、どのディメンションに対してでも SPREAD 関数を使用できます。Classic エンジンでは使用できません。追加の引数が含まれていない場合、関数ではデフォルトでディメンションとして時間を使用します。
制約
時間の経過に応じて操作する場合は、Value to divide 引数と Entity count 引数の時間範囲を同じにする必要があります。
同等の操作が行える Excel の関数
例
Jan 19 | Feb 19 | Mar 19 | Apr 19 | May 19 | Jun 19 | |
Value to spread | 1000 | 0 | 400 | 0 | 0 | 0 |
SPREAD(Value to spread, 4) | 250 | 250 | 350 | 350 | 100 | 100 |
上記の例では、「Jan 19」の「Value to spread」セルに値として「1000」が入力されており、それが今後 4 か月にわたって分散されています。
「Mar 19」に別の値として「400」を入力すると、この値も今後 4 か月にわたって分散されます。重複する月が合計されて最終的な数字が表示されます。