CODE 関数はリスト アイテムのコードを返します。
たとえば、CODE 関数を使って、式がリストの特定の従業員にだけ適用されるようにできます。
構文
CODE(Item)
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Item | リスト又は時間軸 | コードを返すリスト アイテム又は時間軸 |
CODE 関数はテキスト値を返します。リスト アイテムにコードがない場合、CODE 関数は空白値を返します。
計算エンジンの機能の違い
Polaris では、Item 引数に時間軸値を使用すると CODE 関数で空白のテキストが結果として返されます。
Classic エンジン では、Item 引数に時間軸値を使用すると CODE 関数で時間軸値がテキストとして返されます。
追加情報
リスト アイテムにコードを追加する際は、対応するリストのグリッド ビューからコードを手動で追加またはインポートできます。
同等の操作が行える Excel の関数
例
テキストへのリスト アイテムの変換
この例では、「Sales personnel」リストを使用します。これは、[グリッド ビュー]に表示されるとおり、以下のように表示されます。
Parent (親) | Code (コード) | |
John Johnson | SP001 | |
Barbara Jones | SP002 | |
Hannah Smith | SP003 |
リストをディメンションとして使用した例
この例では、「Sales commission rates」モジュールの行にライン アイテム、列に「Sales personnel」リストがあります。「Personnel code」ライン アイテムのデータ型はテキストです。
式では ITEM 関数を使用して「Sales personnel」リストのリスト アイテムを特定し、CODE 関数を使用してそのリスト アイテムのコードを返しています。
John Johnson | Barbara Jones | Hannah Smith | |
Length of service (years) | 6 | 8 | 2 |
Commission rate % | 3.25% | 3.5% | 2% |
Personnel codeCODE(ITEM(Sales personnel)) | SP001 | SP002 | SP003 |
リスト形式ライン アイテムを使用した例
こちらの例では、「Income statement」モジュールの行にライン アイテム、列に時間があります。
- 「Personnel code」ライン アイテムのデータ型はテキストです。
- 「Sales personnel」リストの「Sales staff」ライン アイテムのデータ型はリストです。
式では CODE 関数を使用して、「Sales staff」の対応するリスト アイテムのコードを返します。
Jan 21 | Feb 21 | Mar 21 | Apr 21 | May 21 | Jun 21 | |
Sales staff | John Johnson | Barbara Jones | John Johnson | Hannah Smith | Barbara Jones | Hannah Smith |
Sales commission | 20,366 | 10,300 | 13,422 | 20,002 | 1,999 | 15,698 |
Personnel codeCODE(Sales staff) | SP001 | SP002 | SP001 | SP003 | SP002 | SP003 |