PREVIOUSVERSION 関数は前のバージョンを使用して指定された式を評価します。

たとえば、PREVIOUSVERSION 関数を使用して、プランの異なるバージョンのデータ間で比較を実行できます。

PREVIOUSVERSION(Expression)

引数データ型説明
数値、ブール値、日付、時間軸、リスト、又はテキスト前のバージョンの値を返す式

PREVIOUSVERSION 関数は Expression 引数と同じ形式で結果を返します。

PREVIOUSVERSION(Bonus)

この例では、式が「Bonus」ライン アイテムの前のバージョンの値を返します。

モデル設定バーの バージョン にはバージョンが上から下に表示されます。

たとえば、モデルのバージョンの順番が「Budget」、「Actual」、「Forecast」となっている場合、「Actual」の前のバージョンは「Budget」です。

PREVIOUSVERSION 関数を使用する結果セルではディメンションとして Versions を使用する必要があります。

こちらの例では、損益計算書モジュールの行にライン アイテム、列に時間、ページにバージョンがあります。モデルには「Budget」、「Actual」、「Forecast」という順番で三つのバージョンがあります。ページ セレクターは Actual バージョンに設定されています。

Budget Cost of Goods」 ライン アイテムの式では、PREVIOUSVERSION 関数を使用して前のバージョンから「Cost of Goods」の値を取得しています。 


Jan 21Feb 21Mar 21
Cost of Goods198,734236,761200,459
Goods Sold456,987498,705460,983

Budget Cost of Goods

PREVIOUSVERSION(Cost of Goods)

200,000245,000205,000