集計関数 LASTNONBLANK は指定されたリスト アイテムか時間軸で最後に見つかったライン アイテムの値を返します。
各顧客に販売された商品リストの、空白以外の最後のレコードを表示する場合にこの関数が便利です。
構文
Line item to search[LASTNONBLANK:Mapping, LASTNONBLANK:Mapping 2, etc.]
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Values to search | 日付、時間軸、リスト、テキスト | 最後の出現を検索する値 |
Mapping item | 日付、時間軸、リスト | 空白以外の最後の値を見つける値を決定するマッピング この引数の各インスタンスは Values to search 引数に存在するディメンションである必要があります。 この引数を繰り返して、複数のマッピングを指定できます。 |
LASTNONBLANK 関数は Value to search 引数の型と一致する値を返します。LASTNONBLANK 関数を含むライン アイテムは Mapping 引数で使用されるすべてのディメンションでディメンション化する必要があります。
計算エンジンの機能の違い
Polaris では LASTNONBLANK 集計関数を使用できません。
Classic エンジンでは使用できます。
追加情報
集計方法
Last non-blank は集計方法として使用することもできます。形式が日付、時間軸、リスト、テキストになっているライン アイテムで集計方法を使用できます。
ブループリントで、[Summary] 列まで右にスクロールし、方法は [Last non-blank] を選択します。
LASTNONBLANK 関数と集計方法は、General lists のリスト アイテムの順番に従って値をチェックします。モジュールで値を非表示にした場合、又は表示順を変更する親アイテムがリスト アイテムにある場合、リスト アイテムの順序が代わり、LASTNONBLANK の結果に影響する場合があります。
ユーザー リストでの FIRSTNONBLANK の使用
FIRSTNONBLANK 関数を使ってユーザー リストを参照できます。ただし、ユーザー リスト内の特定のユーザーは、内容が変化して式が無効になる可能性がある本番データであるため参照できません。
制約
Mapping 引数と Values to search 引数でディメンションを同じにする必要があります。
例
以下の「Source Customers」モジュールでは、「Product text」はテキスト形式、「Customers」はリスト形式になっています。
Source Customers | Product Text | Customers | 日付 | Value |
1 | Customer A | 01/04/2015 | 1000 | |
2 | Bananas | Customer A | 900 | |
3 | Grapefruit | Customer B | 15/05/2015 | 1200 |
4 | Oranges | Customer B | 19/05/2015 | 1000 |
5 | Apples | Customer A | 20/05/2015 | 1000 |
6 | Grapefruit | Customer B | 1200 | |
7 | Oranges | Customer B | 26/05/2015 | 800 |
8 | Bananas | Customer B | 28/05/2015 | 900 |
9 | Customer A | 29/05/2015 | 900 | |
10 | Oranges | Customer B | 30/05/2015 | 1000 |
以下の結果モジュールが LASTNONBLANK の結果を保持します。「LASTNONBLANK Product」の結果のライン アイテムはテキスト形式です。「LASTNONBLANK Date」の結果のライン アイテムは日付形式です。
Customer Summary | Customer A | Customer B |
LASTNONBLANK Product
| Apples | Oranges |
LASTNONBLANK Date
| 29/05/2015 | 30/05/2015 |
集計方法の例
Last non-blank 集計方法は LASTNONBLANK 関数と同じように機能します。以下の表では、Last non-blank 集計方法が「Product Text」、「Customers」、「Date」に適用されています。結果は「Total」行に表示されます。
Source Customers | Product Text | Customers | 日付 |
1 | Customer A | 01/04/2015 | |
2 | Bananas | Customer A | |
3 | Grapefruit | Customer B | 15/05/2015 |
4 | Oranges | Customer B | 19/05/2015 |
5 | Apples | Customer A | 20/05/2015 |
6 | Grapefruit | Customer B | |
7 | Oranges | Customer B | 26/05/2015 |
8 | Bananas | Customer B | 28/05/2015 |
9 | Customer A | 29/05/2015 | |
10 | Oranges | Customer B | 30/05/2015 |
Total | Oranges | Customer B | 30/05/2015 |