HALFYEARVALUE 関数は別のライン アイテムを参照し、詳細な値の代わりに半期の時間集計を返します。

たとえば、HALFYEARVALUE 関数を使って、ある年の上半期のなかで平均を下回る月次売上を特定できます。

HALFYEARVALUE(Line item)

引数データ型説明
Line item数字、ブール値、日付、時間軸、リスト、テキスト半年間の時間集計値を参照するライン アイテム

HALFYEARVALUE 関数は参照するライン アイテムと同じデータ型の結果を返します。

  • モデル設定バーの 時間 で [Half-Year Totals] を選択しなかった場合、HALFYEARVALUE 関数はライン アイテムのデフォルト値を返します。たとえば、数値ライン アイテムでは 0 になります。
  • HALFYEARVALUE 関数を含むライン アイテムでは、タイム スケールを日、月、四半期、又は年にする必要があります。
  • [Calendar Type] が [Weeks: General] に設定されているモデルでは HALFYEARVALUE 関数を使用できません。

Polaris で HALFYEARVALUE 関数を使用するには、[Model Calendar] で [Half-year Totals] を有効化する必要があります。Classic エンジンでは、[Model Calendar] で [Half-year Totals] が有効化されているかどうかに関係なく HALFYEARVALUE 関数を使用できます。

Polaris では、HALFYEARVALUE 関数より大きいタイム スケールで結果ライン アイテムに HALFYEARVALUE 関数を使用することはできません。Classic エンジンではこの場合に値 0 が返されます。

こちらの例では、「Income Statement」モジュールの行にライン アイテム、列に時間があります。「Cost of Goods」ライン アイテムのデータ型は数値で、「Month below average for half year」ライン アイテムのデータ型はブール値です。

こちらの例では、「Cost of Goods」の [Summary] 列の [Time Summary] が [Average] に設定されています。この式は、上半期の各月で平均を下回る値に対して TRUE の結果を返します。


Jan 21Feb 21Mar 21Apr 21May 21Jun 21H1 FY21
Cost of Goods103,00099,33298,00095,66079,00080,50098,537

Month below average for half year

Cost of Goods > HALFYEARVALUE(Cost of Goods)