受渡日から次の利払日までの利払日数を計算するには COUPDAYSNC 関数を使用します。返される数値では受渡日が除外され、次回の利払期間の最終日が含まれます。
構文
COUPDAYBS(Settlement, Maturity, Frequency[, basis])
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Settlement (必須) | 日付 | 証券の受渡日:証券が買い手に受け渡される日付 |
Maturity (必須) | 日付 | 証券の満期日:証券の支払期日 |
Frequency (必須) | 数値 | 年間の利払回数 利息支払回数に応じて以下のいずれかの数値を入力します。
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Basis | 数値 | 1 年間の日数は基準によって決まります。 基準ごとの 1 年間の日数は以下のとおりです。
COUPDAYS のデフォルトの基準は 30 日/360 日 (米国方式) です。0 を入力することでこれを指定することもできます。 異なる種類の日数計算基準を使用するには、以下を入力します。
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COUPDAYSNC 関数は数値を返します。
計算エンジンの機能の違い
現在、Polaris では財務関数を使用できません。Anaplan の計算エンジンの違いについてはこちらのリンクを参照してください。
追加情報
基準として 30 日/360 日 (米国方式) を使用した場合、終了日が開始日に依存しているかどうかによって受渡日以降の日数の計算に使用される規則が異なります。終了日が開始日に依存する場合、NASD のフルセットの日数計算規則が適用されます。
制約
- 受渡日と満期日は 01/01/1900 ~ 12/31/2399 の間の有効な日付にする必要があります。
- 満期日は受渡日より後にする必要があります。
- 利息支払回数は 1 (年 1 回)、2 (年 2 回) または 4 (四半期ごと) のいずれかにする必要があります。
- 基準を指定する場合は、0 (米国 (NASD) 方式 30 日/360 日)、1 (実際の日数/実際の日数)、2 (実際の日数/360 日)、3 (実際の日数/365 日)、または 4 (30 日/360 日 (ヨーロッパ方式)) のいずれかにする必要があります。
同等の操作が行える Excel の関数
例
こちらの例は、基準を指定した場合に受渡日から次回の利払日までの日数がどのように計算されるかを示したものです。
Formula (式) | 説明 | 結果 |
COUPDAYSNC(DATE(2018, 1, 15), DATE(2021, 1, 31), 1, 1) | この式の内容は以下のとおりです。
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こちらの例では、基準を指定せずに受渡日から次回の利払日までの日数を計算しています。そのため、基準はデフォルトの30 日/360 日 (米国方式) となります。
Formula (式) | 説明 | 結果 |
COUPDAYSNC(DATE(2018, 1, 15), DATE(2021, 1, 31), 4) | この式の内容は以下のとおりです。
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