FINDITEM 関数は、指定されたリストまたは時間で、アイテムか時間軸の名前とコードのなかでテキスト値を検索します。FINDITEM 関数で一致が見つかった場合、対応するリスト アイテムか時間軸が返されます。

たとえば、FINDITEM 関数を使用して、ある地域で利用できるアイテムが他の地域でも利用できるかどうかをチェックできます。

FINDITEM(List_or_Time, Item_to_find)

引数データ型説明
List_or_Timeリスト又は時間ディメンション

Item to find 引数で検索するリスト。

時間ディメンションを使用して期間を検索することもできます。

Item_to_findテキスト検索するリスト アイテム又は時間軸の名前かコードと照合するテキスト

FINDITEM 関数は指定した List 又は Time 引数に応じて、データ型がリストか時間軸の結果を返します。

FINDITEM(USA Products, Product Name)

List 又は Time 引数がリストの場合、結果ライン アイテムのデータ型をリストにし、同じリストで構成する必要があります。

List 又は Time 引数で時間を使用している場合、結果ライン アイテムのデータ型を時間軸にする必要があります。FINDITEM 関数によって返される結果はライン アイテムの時間軸粒度 (四半期など) によって異なります。

Polaris では、Time 引数を一つ指定した状態で FINDITEM 関数を使用することはできません。

Classic エンジンでは、Time 引数を一つ又は二つ指定した状態で FINDITEM を使用できます。

LOOKUP

これらの例では「 Products」リストを参照しています。General Lists の [Grid View] タブで見たとおり、「Products」リストには以下のアイテムがあります。


Parent (親)Code (コード)Fruit subsetVegetable subset
ApplesFruitAPP001
PeachesFruitPEA002
BananasFruitBAN003
FruitTotal Products

CarrotsVegetablesCAR004
CucumbersVegetablesCUC005
LettuceVegetablesLET006
VegetablesTotal Products

Total Products

こちらの例では、列に時間、行に三つのライン アイテムがあります。

各月の最も売れている商品はダッシュボードの「Top-selling product」ライン アイテムに手動で入力されています。「Fruit product top seller?」ライン アイテムと「Vegetable product top seller?」ライン アイテムでは、FINDITEM 関数を使用して果物と野菜のなかで最も売れている商品をそれぞれ返しています。


Jan 22Feb 22Mar 22Apr 22May 22Jun 22
Top-selling productApplesBananasCucumbersCucumbersPeachesLettuce

Fruit product top seller?

FINDITEM(Fruit subset, 'Top-selling product')

ApplesBananas

Peaches

Vegetable product top seller?

FINDITEM(Vegetable subset, 'Top-selling product')



CucumbersCucumbers
Lettuce

この例は、リスト アイテム名のテキストの代わりに、リスト アイテムのコードを使用してアイテムを見つける方法を示したものです。


Jan 22Feb 22Mar 22Apr 22May 22Jun 22
Code of top-selling productAPP001BAN003CUC005CUC005PEA002LET006

Fruit product top seller?

FINDITEM(Fruit subset, 'Code of top-selling fruit product')

ApplesBananas

Peaches

Vegetable product top seller?

FINDITEM(Vegetable subset, 'Code of top-selling product')



CucumbersCucumbers
Lettuce