MAX 関数は一連の値から最大のものを返します。数値の場合は最大値が返されます。日付の場合は最も遅い日付が返されます。
たとえば、MAX 関数を使用して、正の数値に影響を与えずに負の数値がゼロになるよう強制できます。
構文
MAX(Value to compare, Value to compare 2, [etc.])
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Value to compare (必須) | 数値、日付 | 最大値を検索する値。最も高い数値か最近の日付を返します。 すべての値でデータ型を同じにする必要があります。 この引数を繰り返して、比較する複数の値を指定できます。値は 2 回以上指定する必要があります。 |
MAX 関数は Value to compare 引数と同じデータ型で結果を返します。
構文の例
MAX(P1, 100, P2 / 2)
この例は以下から最も高い値を返します。
- P1 ライン アイテム
- 数値 100
- 2 で割った P2 ライン アイテム
同等の操作が行える Excel の関数
例
MAX を使用したゼロへの負の数値の適用
こちらの例では、MAX 関数を使用して「Adjustment values」ライン アイテムから正の値だけを返しています。これは、MAX 関数で数値 0 と「Adjustment values」ライン アイテムを使用することで行います。
モジュールでは MIN 関数も使用して負の値だけを返しています。
Jan 22 | Feb 22 | Mar 22 | Apr 22 | May 22 | Jun 22 | |
Adjustment values | -1,230 | 2,637 | 1,829 | -3,109 | 2,019 | 320 |
Positive Adjustment values only
| 0 | 2,637 | 1,829 | 0 | 2,019 | 320 |
Negative Adjustment values only
| -1,230 | 0 | 0 | -3,109 | 0 | 0 |
一般的な数値の例
こちらの例では、モジュールが Time とライン アイテムによってディメンション化されています。最初の 5 個のライン アイテムには、各部門の月額給料コストが含まれています。最後のライン アイテムには、各月の給料コストが最も高い部門がどれかを特定する式があります。
Jan 21 | Feb 21 | Mar 21 | |
Sales | 124,254 | 112,469 | 132,525 |
Production | 64,631 | 66,298 | 72,049 |
Executive | 175,302 | 169,030 | 190,298 |
Finance | 97,210 | 97,210 | 102,051 |
HR | 71,035 | 71,035 | 71,035 |
Highest monthly departmental salary costs
| 175,302 | 169,030 | 190,298 |
一般的な日付の例
こちらの例では、モジュールが「Products」リストとライン アイテムによってディメンション化されています。最初の 4 個のライン アイテムには、各地域の製品リリース日が含まれており、データ型は日付です。最後のライン アイテムには、各地域の製品ごとに最近の製品リリースを特定する式があります。
Monet dress | Renoir dress | Picasso top | Cezanne sweatpants | Matisse pumps | |
N America | 01/04/2021 | 01/04/2021 | 12/07/2021 | 12/07/2021 | 21/07/2021 |
S America | 07/05/2021 | 23/05/2021 | 19/07/2021 | 19/07/2021 | 21/07/2021 |
Europe | 27/03/2021 | 27/03/2021 | 12/03/2021 | 12/07/2021 | 28/07/2021 |
Asia Pacific | 12/06/2021 | 12/06/2021 | 12/06/2021 | 12/07/2021 | 28/07/2021 |
Most recent global release date
| 12/06/2021 | 12/06/2021 | 19/07/2021 | 19/07/2021 | 28/07/2021 |