POWER 関数は指定した指数で数値をべき乗します。
この関数は LOG 関数の逆関数です。
たとえば、式「LOG(a, b)
」の結果が「c」の場合、式「POWER(b, c)
」の結果は「a」になります。
構文
POWER(Number, Power)
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Number | 数値 | べき乗する数値 |
Power | 数値 | 数値を底とするべき乗の指数 |
計算エンジンの機能の違い
Polaris の場合、POWER(0,0)
は 0 を返します。
Classic エンジンの場合、POWER(0,0)
は 1 を返します。
制約
負の数値のルートは返せない
Power 引数の分数を使用することで、POWER 関数で正の数値のルートを計算できます。たとえば、Power 引数に 1/2 又は 1/3 を使用すると、それぞれ平方根と立方根が返されます。ただし、負の数値のルートを返そうとした場合、POWER 関数は結果として NaN (非数) を返します。
同等の操作が行える Excel の関数
例
式 | 説明 | 結果 |
POWER(2, 4) | この式では 2 が 4 乗されます。 | 16 |
POWER(9, 9) | この式では 9 が 9 乗されます。 | 387,420,489 |