LENGTH (又は LEN) 関数はテキスト文字列の文字数を返します。

たとえば、LENGTH を使って、文字列が任意のシステムの文字数制限内に収まっているかどうかをチェックできます。

構文

LENGTH(Text to evaluate)

引数

引数データ型説明
Text to evaluateテキスト文字数を評価するテキスト。LENGTH 関数は文字数を数値で返します。

LENGTH 関数は数値を返します。

計算エンジンの機能の違い

Polaris では、複合文字を含むものや、基本多言語面 (BMP) 以外の文字を含むものなど、すべてのテキスト値で LENGTH 関数が想定通りに動作します。

Classic エンジンでは LENGTH 関数で以下のように長さが考慮されます。

  • BMP 内の Unicode 文字は 1 文字分
  • BMP 外の Unicode 文字は 2 文字分
  • 複合文字 (例: アクセントや発音区別符がある文字) の長さはコンポーネント数と等しい

構文の例

LENGTH(Customer comments)

この例では、LENGTH 関数がテキスト形式の「Customer comments」ライン アイテムの各値の文字数を返しています。

追加情報

スペースと空白値の動作

Text to evaluate 引数にスペースが含まれている場合、LENGTH 関数ではスペースが 1 文字としてカウントされます。

Text to evaluate 引数の値に文字がない場合、LENGTH 関数は値 0 を返します。

LEN 関数

LENGTH の代わりに LEN を使用できます。LEN 関数と LENGTH 関数の違いはその名前だけで、機能はまったく同じです。

制約

基本多言語面以外の一部の Unicode 記号では、LENGTH 関数が 1 文字に対して 2 を返します。たとえば、二つの文字を組み合わせてエンコーディングされたテキスト値 (基本文字とアクセント) や絵文字などがこれに当てはまります。

同等の操作が行える Excel の関数

LEN

関連する Anaplan の関数

例


Jan 21Feb 21Mar 21
Profit CommentaryThe profit in January was slightly below target, possibly due to the supply chain issue.The profit in February was on target.The profit in March surpassed the target due to the new campaign.

Commentary Length

LENGTH(Profit Commentary)

883765

Within character limit for reports?

Commentary Length < 70


この例では、モジュールに各月の利益に関する情報があります。列には時間が表示されており、行にはライン アイテムが表示されています。

テキスト形式の「Profit Commentary」ライン アイテムには、各月の利益に関するテキストが手動で入力されています。数値形式の「Commentary Length」ライン アイテムでは、LENGTH 関数を使って「Profit Commentary」の文字数を数値で返しています。ブール値ライン アイテム「Within character limit for reports?」では、「Commentary Length」の結果を使って結果が 70 未満かどうかを計算しています。