OFFSET は現在の期間の前または後の期間の値を返します。
OFFSET を使って、昨日と今日の地域ごとの売上を比較できます。
構文
OFFSET(Value to offset, Offset amount, Substitute value)
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Value to offset | 数値、ブール値、日付、 時間軸、リスト、又はテキスト | 異なる期間の値と置換する値 |
Offset amount | 数値 | 値を取得する期間までの期間数。 正の値は将来の期間、負の値は過去の期間、ゼロは現在の期間を指します。 |
Substitute value | Value to offset と同じ | Offset amount でモデルの時間範囲外の期間を指定する場合に適用する値。 |
OFFSET 関数は Value to offset 引数と同じデータ型で値を返します。
計算エンジンの機能の違い
Polaris では、Offset amount 引数の値が NaN (非数) の場合に Substitute value 引数が返されます。
Classic エンジン:
- 値 NaN は 0 と同等です。
- 時間ディメンションでのみ OFFSET 関数を使用できます。Polaris では、バージョンを除くすべてのディメンションで OFFSET を使用できます。
- Expression 引数のデータ型がリストか時間軸で、別のデータ型に解決されない場合、結果ライン アイテムでデータ型を同じにする必要があります。
構文の例
OFFSET(Value to offset, 2, 0)
Jan | Feb | Mar | April | May | June | |
Value to offset | 3,000 | 4,000 | 4,500 | 3,700 | 3,500 | 4,100 |
OFFSET | 4,500 | 3,700 | 3,500 | 4,100 | 0 | 0 |
追加情報
OFFSET は NONSTRICT モードの LEAD と同じ働きをします。
制約
Value to offset 引数と結果ライン アイテムで同じ時間範囲を使用する必要があります。このルールに反する数式はすべて拒否されます。詳細については、「時間と日付の関数」のページを参照してください。
同等の操作が行える Excel の関数
例
Jan | Feb | Mar | April | May | June | |
Value to offset | 3,000 | 4,000 | 4,500 | 3,700 | 3,500 | 4,100 |
Substitute value | 2,800 | 3,800 | 3,200 | 3,500 | 3,300 | 3,900 |
OFFSET(Value to offset, -1, | 2,800 | 3,000 | 4,000 | 4,500 | 3,700 | 3,500 |