二つの日付の間の日数 (開始日を含み、終了日は除く) が 1 年間に対して占める割合を計算するには YEARFRAC 関数を使用します。

この関数では基準 (日数計算規則) を使用して二つの日付の間の日数を計算し、その数字を基準で除算します。

YEARFRAC(Start, End[, Basis])

引数データ型説明
Start (必須)日付証券の受渡日:証券が買い手に受け渡される日付
End (必須)日付証券の満期日:証券の支払期日
Basis数値

1 年間の日数は基準によって決まります。

基準ごとの 1 年間の日数は以下のとおりです。

  • 基準として米国 (NASD) 方式 30 日/360 日、実際の日数/360 日、30 日/360 日 (ヨーロッパ方式) が使用された場合は 360 日
  • 基準として実際の日数/365 日が使用された場合は 365 日
  • 実際の日数/実際の日数が使用された場合は 365 日または 366 日

COUPDAYS のデフォルトの基準は 30 日/360 日 (米国方式) です。0 を入力することでこれを指定することもできます。

異なる種類の日数計算基準を使用するには、以下を入力します。

  • 1: 実際の日数/実際の日数
  • 2: 実際の日数/360 日
  • 3: 実際の日数/365 日
  • 4: 30 日/360 日 (ヨーロッパ方式)

基準で日数の計算に使用される規則についてはこちらのリンクを参照してください。

YEARFRAC 関数は数値を返します。

  • 開始日と終了日は 01/01/1900 ~ 12/31/2399 の間の有効な日付にする必要があります。
  • 基準を指定する場合は、0 (米国 (NASD) 方式 30 日/360 日)、1 (実際の日数/実際の日数)、2 (実際の日数/360 日)、3 (実際の日数/365 日)、または 4 (30 日/360 日 (ヨーロッパ方式)) のいずれかにする必要があります。

YEARFRAC

以下の例は基準を含む YEARFRAC の計算を示したものです。

Formula (式)説明結果
YEARFRAC(DATE(2015, 1, 15), DATE(2018, 4, 30), 1)

この式の内容は以下のとおりです。

  • 開始日: 01/15/2015
  • 終了日: 04/30/2018
  • 基準: 1 (実際の日数/実際の日数)
3.28767123

以下の例は基準を使用しない YEARFRAC の計算を示したものです。そのため、基準はデフォルトの30 日/360 日 (米国方式) となります。

Formula (式)説明結果
YEARFRAC(DATE(2015, 1, 15), DATE(2018, 4, 30))

この式の内容は以下のとおりです。

  • 開始日: 01/15/2015
  • 終了日: 04/30/2018
3.29166666