二つの日付の間の日数 (開始日を含み、終了日は除く) が 1 年間に対して占める割合を計算するには YEARFRAC 関数を使用します。
この関数では基準 (日数計算規則) を使用して二つの日付の間の日数を計算し、その数字を基準で除算します。
構文
YEARFRAC(Start, End[, Basis])
引数
引数 | データ型 | 説明 |
Start (必須) | 日付 | 証券の受渡日:証券が買い手に受け渡される日付 |
End (必須) | 日付 | 証券の満期日:証券の支払期日 |
Basis | 数値 | 1 年間の日数は基準によって決まります。 基準ごとの 1 年間の日数は以下のとおりです。
COUPDAYS のデフォルトの基準は 30 日/360 日 (米国方式) です。0 を入力することでこれを指定することもできます。 異なる種類の日数計算基準を使用するには、以下を入力します。
|
YEARFRAC 関数は数値を返します。
制約
- 開始日と終了日は 01/01/1900 ~ 12/31/2399 の間の有効な日付にする必要があります。
- 基準を指定する場合は、0 (米国 (NASD) 方式 30 日/360 日)、1 (実際の日数/実際の日数)、2 (実際の日数/360 日)、3 (実際の日数/365 日)、または 4 (30 日/360 日 (ヨーロッパ方式)) のいずれかにする必要があります。
同等の操作が行える Excel の関数
例
以下の例は基準を含む YEARFRAC の計算を示したものです。
Formula (式) | 説明 | 結果 |
YEARFRAC(DATE(2015, 1, 15), DATE(2018, 4, 30), 1) | この式の内容は以下のとおりです。
| 3.28767123 |
以下の例は基準を使用しない YEARFRAC の計算を示したものです。そのため、基準はデフォルトの30 日/360 日 (米国方式) となります。
Formula (式) | 説明 | 結果 |
YEARFRAC(DATE(2015, 1, 15), DATE(2018, 4, 30)) | この式の内容は以下のとおりです。
| 3.29166666 |